トスカーナ州、ボルゲリの土壌から造られるスーパートスカーナ「カステッロ・ディ・ボルゲリ」
カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、で構成される国際品種の栽培に突出した偉大なワインを生むブドウが栽培される、ボルゲリ地区で造られる「スーパートスカーナ」。

ボルゲリの特徴的な土壌、粘土質と砂質や石灰質、泥質が入り交じった土壌の畑で、北部は白い粘土質。南は赤い粘土質土壌。南の赤い粘土質で作った葡萄は少し苦味があり、野性味のある葡萄が育ちます。
「カステッロ・ディ・ボルゲリ」は北と南の中間に位置する茶色の粘土質。北と南のニュアンスを持ちつつ、タンニンをしっかりと含み柔らかみのある味わいの葡萄ができる一番良いエリアから造られる究極のブドウが育ちます。

赤い小さな果実やブルーベリー、革、タバコや、ピンク・ペッパー、パプリカなどの中にハーブや小さい花などの繊細で複雑な香り。力強く厚みのある果実味で、酸、ミネラルは優しく綺麗でバランスの良い至高の1本に仕上がっています。


過去には、エスプレッソ誌にて、カステッロ・ディ・ボルゲリ2005がエスプレッソ誌のDOCボルゲリにおいて、オルネライアを上回り、サッシカイアに次ぐボルゲリで2番目に高得点を獲得した「カステッロ・ディ・ボルゲリ」。

ワインリストに「スーパートスカーナ」のボルドータイプの骨格のしっかりとしたワインは揃えておきたい1本です。


Castello di Bolgheri Superiore 20 カステッロディボルゲリ

  • 商品コード42015

Castello di Bolgheri Superiore 20 カステッロディボルゲリ

商品備考1 商品コード:42015
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Castello di Bolgheri Superiore
 カステッロディボルゲリ

輝きのある深いルビー色。赤い小さな果実やブルーベリー、革、タバコや、ピンク・ペッパー、パプリカなどの中にハーブや小さい花などの繊細で複雑な香り。力強く厚みのある果実味で、酸、ミネラルは優しく綺麗でバランスの良い味わいです。
収穫時期が異なる為、各品種毎に醸造。木製発酵槽とステンレスタンク併用し、29~30℃にて20~24日間発酵、マセラシオン。丁寧にルモンタージュを行い、カベルネは樽内、メルローはステンレスタンクにてMLF。500lトノーのみにて18ヶ月熟成。

2019ヴィンテージ評価
ワイン・アドヴォケイト…96点
ワイン・スペクテイター…95点
ワイン・エンスージアスト…95点
ジェームス・サックリング…93点
ガンベロ・ロッソ…最高賞3ビッキエーリ

コルクの種類:天然コルク。

一般情報:

生産者: カステッロ・ディ・ボルゲリ-Castello di Bolgheri
地域: トスカーナ
アルコール度数: 13.5%
タイプ: 赤ワイン
品種: カベルネソーヴィニョン85%、カベルネフラン10% メルロー5%
熟成: 収穫時期が異なる為、各品種毎に醸造。木製発酵槽とステンレスタンク併用し、29~30℃にて20~24日間発酵、マセラシオン。丁寧にルモンタージュを行い、カベルネは樽内、メルローはステンレスタンクにてMLF。500lトノーのみにて18ヶ月熟成。
飲用適温: 16-18℃

ワイナリー情報:

数々のスーパートスカーナを世に輩出したトスカーナ州ボルゲリ地区。その地の領主の象徴であるボルゲリ城(カステッロ・ディ・ボルゲリ)を相続したアルベルト・デッラ・ゲラルデスカ直系の子孫であるフェデリコ・ジレリによって造られ始められたワインです。サッシカイアで知られるサン・グイドのオーナー、ニコロ・インチーザ・デッラ・ロッケッタやオルネライアを世に送り出したロドヴィコ・アンティノリの両貴族から見ると本家にあたります。葡萄栽培の歴史は古く、1700年半ばに城の修復と共にこの葡萄園が誕生しました。この葡萄園は今も城を囲む形で位置しています。当初は自社でのワイン造りは行わず、収穫した葡萄は「親戚であるサン・グイドやオルネライアに譲る」という高品質な葡萄を生産しており、2001年から良年のみワイン造りをスタートしました。そして現在も所有する約50haの畑の内、最上の葡萄のみがカステッロ・ディ・ボルゲリに使われ収穫された葡萄の10haはオルネライアへ、15haはサン・グイドへと販売されております。

◎カステロ・ディ・ボルゲリ畑の特徴
畑の斜面は南西向き。海を正面に臨み海風に恵まれています。タンニンは上品で柔らかく、綺麗な酸を備えたワインが出来上がる絶好のロケーションです。土壌は約3割が粘土、他は砂質や石灰質、泥質が入り交じった土壌。カステッロ・ディ・ボルゲリの畑で一番の特徴がこの粘土。ボルゲリの北部は白い粘土質で、南に行くにつれ赤い粘土質になっていきます。南の赤い粘土質で作った葡萄は少し苦味があり、野性味のある葡萄ができるそうです。カステッロ・ディ・ボルゲリの土壌は中間の茶色の粘土質。タンニンをしっかりと含んでいるが、柔らかみのある味わいの葡萄ができる一番良いエリアです。また、日光で表面の粘土が乾き、地中の水分を保つ膜の役割をします。これも、海に近いエリアになると砂質の土壌が多くなり保水力が保てなくなるので、この場所がボルゲリの畑で一番良いテロワールだと言います。事実、カステッロ・ディ・ボルゲリの畑は、サン・グイド、オルネライアなどボルゲリのトップ生産者が密集する一帯に位置します。新芽が等間隔に保たれるというメリットからすべてコルドンで仕立てています。1本の樹あたり新芽を5-6個、実が16房になるようコントロール。6月に房をセレクトし半分の8房まで間引きします。8月に葡萄をテイスティングし、各品種ごとに収穫時期を決定します。収穫はもちろん全て手摘み。収穫時期は人員を総動員し迅速にワイナリーへ運び込むことを心がけています。

2001ヴィンテージはオルネライアのカンティーナを借りて醸造が行われましたが、2004年ヴィンテージからは、1790年に作られた地下セラーを近代的な醸造施設へと改装し、自らのカンティーナにて醸造を行っております。収穫後素早く運び込まれた葡萄はカステッロ・ディ・ボルゲリ用、ヴァルヴァラ用に分けられ木製タンク、ステンレスタンク併用にて品種毎に発酵+マセラシオン。発酵には1/3野生酵母、2/3セレクトイーストを使用。225lのブルゴーニュサイズのフレンチバリックで熟成。その後アッサンブラージュし、500lトノーで再度熟成させます。収穫翌年の11月に試飲し、その後の熟成期間を最終決定します。