トライ―二特集




トスカーナの銘醸地「カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ」で2つの畑から力強いスーパータスカンを造り出す「トライ―二」
カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、サンジョヴェーゼを使いボルドースタイルのワインをトスカーナで実践しています。フレンチオーク、スロヴェニアンオーク、オーストリアオークを使い、大樽、バリック、新樽バリック、を使い分け、樽感に負けない粘土質土壌から造られるブドウの強さと、果実味のしっかりとした重厚でパワフルなワインを造り出します。濃厚さの中にガレストロの特徴でもある綺麗なミネラルがありエレガントで酸味も感じられる官能的な味わいのスーパータスカンです。

畑はキャンティ・クラッシコ南部のカステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区に位置します。東南にはガイオーレの秀逸な生産者サンジュースト・ア・レンテンナーノ。東側にはベラルデンガの代表生産者フェルシナ等、優良生産者がひしめき合うキャンティ・クラシッコの一等地に位置します。
・モンテベッロ畑(アルパッソ畑、キャンティ用、メルロー、プティヴェルド)
・サンジョヴァンニ畑(主にヴァルディサンティ用のカベルネソーヴィニョン・フランが栽培)


畑のロケーション


トライーニでは畝を交互に緑肥と堆肥で土壌を造っております(1年おきに入れ替えるそうです)。そうすることにより土壌の栄養分や水分量などをコントロールしております。畑のロケーションによって上記のように緑肥と堆肥を使い分けたり、また全く必要のないところは緑肥も堆肥の使用もありません。また、畑によってですが灌漑も活用しております。※これも全ての畑ではなく灌漑の必要な区画のみチョイスして設置しております。尚、通常のDOCGキャンティでは灌漑は出来ませんがIGTの為トライーニでは可能。つまり、土壌に合わせて灌漑、緑肥、肥料などの使用の有無をしっかりと見極めているとのことです。

トライーニの畑はかなり斜度のきつい斜面です。斜面下部と上部では土の色も変わっております。つまり土壌の成分が違うため、同じ畝でもそのポイントごとにきっちりと土壌の管理も行われております。こういった細かい管理を広い畑で行うには、長時間低姿勢で畑仕事を行わなければならず、足腰の負担となり、かなり過酷なものです。これを効率よく作業できるように、トライーニでは専用の作業機を自社開発しております。これは座ったまま葡萄の樹の手入れ、収穫が出来る機械です。操縦も手を使わず足のみで行えるもので、操縦に手をとられることなく両手で畑仕事が行えます。このように、労働環境にもしっかりと目を配り、働き手が働きやすい環境を作り出し、その結果がトライーニのワインのクオリティ、高評価に繋がっております。またこのエリアは降雨量が少ないとの事で、畑の衛生面に関しては絶好のロケーションです。その為、認証こそないものの「ビオ」と呼べるレベルの有機農法で葡萄が栽培されております。

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