ポッジョ・ディ・ソット特集



「サンジョヴェーゼの巨匠」ジュリオ・ガンベッリ氏が手掛けた「ポッジョ・ディ・ソット」

「ワインのポテンシャルとは造り始めてからでなければ判別し難いものであり、少なくともマロラクティック発酵が終わって大樽での熟成を始めなければその判断はできない」という考えのもと、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに使用するロットはバレルテイスティングで決定される類を見ないワインを造り出すワイナリーその稀少性と、スケール感、圧倒的存在感、サンジョヴェーゼ・グロッソの可能性を極限まで引き出した究極のブルネッロです。

ポッジョ・ディ・ソットは、1989年に設立された、伝統派ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを代表する造り手。

醸造責任者として活躍したのは、イタリアの名醸造家、故ジュリオ・ガンベッリ氏。あのソルデラや、レ・ぺルゴーレ・トルテといったサンジョヴェーゼの最高峰も手掛け、ブルゴーニュのアンリ・ジャイエ氏、イタリアのジャコモ・タキス氏に並び称される傑出した人物です。長年の経験と天才的なテイスティング能力をもとに、伝統的な手法でサンジョヴェーゼのピュアな魅力を引き出し、「サンジョヴェーゼの巨匠」とも称されていました。

ポッジョ・ディ・ソットは、モンタルチーノの境界となるオルチャ川の近くに位置しており、48haもの敷地のうち、20ha余りの急斜面にブドウ畑が広がっています。畑は標高200m~400mの場所に位置。日中は海からの暖かい風、夜間は標高約1,700mのアミアータ山からの冷たい風が吹くことで昼夜の寒暖差が生まれます。また、湿気がたまらず病害のリスクヘッジにもなるためブドウの生育に理想的な環境となっているのです。


土壌も畑によって異なっており、標高の高いところは砂質粘土土壌、川に近い標高の低いところは砂利混じりの粘土質土壌になります。標高や土壌の多様性や理想的な昼夜の寒暖差により、成熟と酸の見事なバランスを備えたワインを造り出すブドウが生まれるのです。


栽培に関しては、サンジョヴェーゼ・グロッソのみを育てています。





ロッソに使用されているのは、ブルネッロと同じく厳選されたブドウ。熟成に関しても同じくオーク樽で2年間熟成させており、このままあと2年熟成させればブルネッロとして出荷できるものを、一足早く「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」として販売しているのです。伸びやかな酸と穏やかなタンニンが織りなす優美なスタイルで、今後さらに15年以上の熟成ポテンシャルを備えた逸品


ブルネッロはソットが誇るフラッグシップキュヴェ。凝縮した果実味ときめ細やかなタンニンが口の中で圧倒的な存在感を示し、美しい酸と鮮やかなミネラル感が驚くほど長い余韻へと導きます。最高の環境とこだわりの造りが生み出す甘美な旨味あふれる1本。

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