ビオディナミの造り手「ロアカー」特集
3つの畑を持ち最良のブドウから造られるオーガニックワインの造り手「ロアカー」が新入荷しました。
ビオディナミに基づいた科学的哲学的なブドウ栽培を行い、全てのワインは自然酵母を使用。大樽で熟成されたクラッシックな複雑味のある自然派ワインです。
サンジョヴェーゼ主体で構成され、熟した果実感と、柔らかい、温かみのある味わいが特徴的です。タンニンも、しっかりと有り、抜栓直後は少し硬い感じがありますが、時間と共にワインの香りが開いていき、果実味やタンニンもより強く感じられます。クリーンナチュラルの自然で優しい味わいのオーガニックワインです。
■南チロルとトスカーナに3つの小さなビオディナミ・ワイナリーを持つ。現在は三人の兄弟たちが経営する、家族経営のワイナリー。家族の公用語はドイツ語。
■オーガニック黎明期の1979年から多様なオーガニック的農業やワイン造りを進め、現在ではビオディナミに基づいた科学的哲学的な方策を深めている。すべてのワインは自然醗酵。
■畑は、①アルト・アディジェの南チロルのシュヴァーホフに7.5ha、②トスカーナ州シエナの南東(かつてメディチ家が支配したモンタルチーノの丘陵地帯)に19ha、③南トスカーナのヴァルディファルコに20ha。
ビオディナミ
工業的に作られる化合物が環境に及ぼす悪影響が顕著になるに従い、化学肥料や除草剤などを使わずに、 持続可能な生態を守ろうと、自然の中に存在する生き物由来の物質や、鉱物を利用してぶどうを 育てようとする生産者が次第に増えてきました。
さらに、地球と月や天体の位置関係が生き物の成長に及ぼす影響を体系的にまとめ、ナチュラルプレパレーション (自然界の調合物)と呼ぶ特別な肥料のみを少量使用し、耕作、剪定、収穫などの作業を行う農法がビオディナミ農法 と呼ばれ、20世紀初頭にドイツのルドルフ・シュタイナーが始めました。 これをぶどう栽培に応用し、造られるワインがビオディナミワインと呼ばれます。