WEB営業企画(株)仙石(9月末まで)
WEB営業企画
⇒どのインポーター担当者も本来であればお客様を訪問し、丁寧にワインをご案内したいところだと思いますが、実際には難しいのが現実です。
そこで当社担当の各インポーター担当者様に、「最近、お客様(飲食店)訪問時におすすめしているワインをこのWEB上で同じように紹介して下さい」と伝え、ワインの選定(州、価格、味わい等)も全てお任せをしました。
ぜひインポーター営業が貴店を訪問して説明を聞いたつもりで(?)、参考にしてください。
※ワインの選定、価格帯、特価の有無等はすべてインポーターによるもので当社はご提出いただいた資料のみを掲載します。
各担当者によって、表現方法等、熱量が異なる場合がありますがご了承ください。
仙石担当(深山みどり氏)

日本人の私たちにとってはそこまでメジャーな州ではないかもしれませんが、海もあり山もあり丘もあり、豊かな食に恵まれ、ルネッサンス芸術を語るには(ラファエロの故郷があるウルビーノの歴史地区は世界遺産!)決して避けて通れないマルケ州。
イタリア人達からも「生活の質が高い」「自然が豊か」「ごはんが美味しい」などと大人気な上、弊社代表、仙石のイチオシでもあります。
テラクルーダは、そんなマルケ州の中でも北に位置するペーザロ県、フラッテローザ村に住むアヴェナンティ一家によるワイナリー。アドリア海とアぺニン山脈の真ん中、ペーザロの標高400mのなだらかな山岳地帯の数か所に合計20haの美しい畑を持ち、醸造家には地元で活躍するジャンカルロ・ソヴェルキア氏を迎え、インクロッチョ・ブルーニ54などその領域で発掘された土着品種を使ったワイン造りを行っています。葡萄は有機農法で育て、山の傾斜の半地下に作られたワイナリー内には最新設備が整います。この村の伝統工芸は、素焼きの焼き物テラコッタ(TERRA土+COTTA 焼いた)。一方、ブドウは生の土で育つため、そこからワイナリーの名前テラクルーダ(TERRA土+CRUDA生の)が生まれたそうです。ワインの名前にはテラコッタの食器の名前がつけられているんですよ。
今回はそんなマルケの中でもちょっと珍しい土着品種、ビアンケッロにアレアティコ、そして更にレア感満載、インクロッチョ・ブルーニ54から造られるワインをご紹介します。

①Terracruda Boccalino Bianchello Met
おすすめポイント:8月もまだまだ暑い。というわけで、今の季節にピッタリなガブガブ飲めるフルーティー&フレッシュな白ワイン。ちなみにボッカリーノとは「水差し」のことで、その名の通り一度注ぐと注ぐ手が止まらなくなるキケンなワインです。


ビアンケッロはトレビアーノの古代品種。DOCビアンケッロ・デル・メタウロに使用されるのですが、生産者の数も少なくとても希少。色は緑がかった麦わらで、グレープフルーツや白い花、アーモンドの香りも広がります。ミネラル感に優れ、塩味も感じられるため、お料理との相性も抜群。カショッタチーズ、ラルド、パンチェッタ、魚介を使ったパスタ、ズッキーニとエビのニョッキなどとどうぞ。

②Terracruda Vettina Rosso
おすすめポイント:少し冷やして飲める軽めの赤もまた、今の季節にちょうどいいですよね。ヴェッティーナは華やかなアロマと赤果実たっぷりの明るい印象の赤ワイン。
チェリーやバラ、スミレのほろ甘い香り。美しい色と芳しい香りは女子ウケ間違いなし。味わいはフルーティーで軽やか、タンニンが少ないのも特徴。アレアティコは中部から南部イタリアにかけて造られ甘口ワインが多い中、テラクルーダのアレアティコはとても珍しい辛口です。ハーブを効かせた香り高い料理、油分の多い料理、前菜の盛り合わせ、ポルケッタなどとお召し上がりください。

③Terracruda Incrocio Bruni 54 Bianco
おすすめポイント:ソーヴィニヨンとヴェルデッキオの交配品種であるこのブドウは、1936年にブルーニ教授に発見されたことにより、このような面白いネーミングとなっています。2つのブドウの特徴が見事に現れ、存在感のあるワインに仕上がっております。
心地よいほろ苦さがあり飲み口はスッキリだけど、ミネラル感とふくよかさもある。前菜や少し脂身があり、甘味が多少加わったお料理やスパイスを使ったもの、白身肉の料理などとお召し上がりください。
