プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ新入荷
プロドゥットーリ デル バルバレスコ(バルバレスコ生産者組合)
様々な生産者がバルバレスコを生産する中で、その味わいの基礎を知るのに欠かせないワインが生産者組合のバルバレスコです。
バルバレスコ生産者組合はバルバレスコの個性を高品質で表現し、共に切磋琢磨することで組合員の生活を守り、文化を形成していく理念を持っています。
バルバレスコの厳しい認定は多々あり、粘土質や石灰質といった土壌や標高550m以下の丘陵地帯のみ、植栽密度やレイアウト、1ヘクタールあたりのブドウの最大収穫量、ブドウ畑の向き、ブドウの樹齢、ワイン生産量に加え、色や味わい、総酸度など厳格に定められています。
生産者組合だからこそ出来るクオリティに対するコストパフォーマンスのある造り手です。熟成期間の短いランゲ・ネッビオーロは、伝統を守りながら時代にあった進化を遂げる純粋な造りのワインだからこそ、ネッビオーロというブドウを理解して味わうには最適だと思います。是非一度、その味わいを試してお客様に魅力をお伝えいただきたいと思います。
北イタリア・ピエモンテ州でネッビオーロ種のみから造られる偉大なワインというと「バローロ」が思い浮かぶでしょう。高い酸とタンニンを中心とした重厚なワインは世界中の人々を虜にするワインの一つと言えます。
そのバローロと兄弟のように語られ、弟扱いにされがちな「バルバレスコ」ですが、バローロとは一味違う、しなやかな酸味ときめ細やかなタンニンを持つ華やかな余韻が魅力のワインです。
そのバルバレスコの歴史を創り上げ、多くの生産者の礎となり、今なお根幹として重要な役割を果たすのがプロドゥットーリ デル バルバレスコ(バルバレスコ生産者組合)です。
まずはバローロとバルバレスコの相違点を見ていきましょう
・2つのワインはどちらも同じブドウ品種ネッビオーロ100%で造られるワイン
・アルコール度数12.5%以上
・バローロの最低熟成期間が38ヶ月(そのうち18ヶ月は樽熟成)に対して、バルバレスコは26ヶ月(そのうち9ヶ月は樽熟成)と、バルバレスコのほうが熟成期間は短めです。
・ピエモンテ州のクーネオ県にある3コムーネ+1コムーネの一部で生産が許されている
・65の特定クリュ(区画=MGA)名をラベルに表示できることになり、このクリュ名と同名でない伝統的な地名を畑名として表記も可能
これ以外にも、粘土質や石灰質といった土壌や標高550m以下の丘陵地帯のみ、植栽密度やレイアウト、1ヘクタールあたりのブドウの最大収穫量、ブドウ畑の向き、ブドウの樹齢、ワイン生産量に加え、色や味わい、総酸度などバローロ同様厳格に定められています。
果皮や種子からの成分抽出であるマセラシオンの工程においてもバルバレスコの方が期間も短く、バローロと比べてタンニンや酸味は繊細で、エレガントな味わいに仕上がります。
バローロに比べて熟成速度も速く、より早い段階から楽しめるワインが多いのも特徴です。
54農家が加盟する生産者協同組合
バルバレスコ生産者組合はバルバレスコの個性を高品質で表現し、共に切磋琢磨することで組合員の生活を守り、文化を形成していく理念を持っており、その為に大切な3原則は
1:生産者組合としてワインの醸造に用いられるブドウ品種はネッビオーロのみ
2:各農家は育成したネッビオーロ種の全てを組合に売る(他品種での自家ワイン醸造は認められる)
3:購入ブドウ価格は量ではなく品質(糖度、色付き、タンニン量)により決められる
この3原則を長い間守り続け、文化として発展してきた組合です。
バルバレスコの個性とクリュの実直な表現
バルバレスコ村内でラベル表記が認められるクリュ数は25。現在はその中でも歴史的に秀逸と考える9クリュで良年のみクリュ別のリゼルヴァを造っています。驚く事に9クリュ全てが納得できる品質でなければリゼルヴァは造らないのです。また各クリュでは複数の農家がブドウを栽培しているが、同じクリュ内でも品質が劣る農家のブドウはリゼルヴァには含まれません。
組合から栽培方法、収穫時期を指示することはなく、各農家が志を持ってブドウを育てることにより組合の高品質が維持されています。
様々な生産者がバルバレスコを生産する中で、その味わいの基礎を知るのに欠かせないワインが生産者組合のバルバレスコです。さらに熟成期間の短いランゲ・ネッビオーロは、伝統を守りながら時代にあった進化を遂げる純粋な造りのワインだからこそ、ネッビオーロというブドウを理解して味わうには最適だと思います。生産者組合だからこそ出来るクオリティに対するコストパフォーマンスも魅力です。是非一度、その味わいを試してお客様に魅力をお伝えいただきたいと思います。