エリオ・グラッソ特集

『何がワインに対してベストなのか』を追求し、ワイン造りに対する徹底した環境造りにこだわり続けるピエモンテの造り手「エリオ・グラッソ」が新入荷しました。テロワールと新樽の扱いを特に重要視したワイナリーです。
エリオグラッソの最大の特徴は、まさにブドウの強さと、樽の使い方にあると感じられました。試飲してみると、まずパワフル、厚みのある骨格のしっかりとした印象。樽香はしっかりと感じられますが、その香りは非常に繊細でエレガントにワインに溶け込んでいます。
ブドウの果実味、綺麗なちょうど良いヴァニラ香、しっかりと感じられる、端正な酸味、全体のバランスの良さ、とにかく長い余韻が印象的です。

エリオ・グラッソでは『何がワインに対してベストなのか?』というのを追求し、数年前にカンティーナを建て替えました。まずカンティーナに入ると温度・湿度の管理が完璧に行き届いたMLF中のルンコトのバリックが並べられた部屋が広がります。そしてその奥の扉を入ると高速道路のトンネルを掘る機械で掘ったという自慢のエイジングセラーに樽が並べられています。トンネルを更に進むと瓶熟の部屋とワインをストックする部屋があります。そしてトンネルの突き当たりの階段を昇ると発酵等を行っているタンクのある部屋に行き着きます。非常に清潔感があり温度・湿度の管理が完璧にコントロールできるワインに対してベストな環境が整ったカンティーナになっています。

シャルドネ100%から造られる「エデュカート」はステンレスタンク由来のシャープさ、樽由来のヴォリューム感がバランス良く味わえるワイン。きれいな酸やミネラルと共の程よくヴォリュームのある果実味が楽 しめるため、飲み疲れせず、これからの季節にもおすすめです。
フレンチオークバリック(新樽率33%)とステンレスタンク併用し発酵。

ピエモンテの食中酒、バルベーラの常識を覆すほどのヴォリュームのある「ヴィーニャ・マルティナ」。深く、暗いルビーの色調。口中で絹のように広がり活気に満ちた味わい。背後では削った鉛筆のような細かいミネラル感。一番の特徴はリッチさと全体を包み込むブドウの強さと濃い果実味にあります。
ステンレスタンク発酵、MLF後フレンチオークバリックにて15ヶ月熟成(新樽率50%)
