マルヴィラ社特集
気温も暖かくなってきたこの時期はさわやかで、スッキリした中にも骨格のあるワインが飲みたくなる季節です。
マルヴィラの歴史は、1950年代に遡ります。すばらしいぶどうが育つ土壌があるにもかかわらず、ロエロではまだそれをワインに表現できていないことを感じ、ジュゼッペ・ダモンテは、生涯ぶどう農家という職業に情熱を捧げました。そのジュゼッペの意志は息子のロベルトとマッシモに受け継がれ、3ヘクタールの畑は43ヘクタールへと、そして新しい市場へと拡大を続けています。その素晴らしいロエロというテロワールにおいて、一貫して自社栽培ぶどうのみで、最も上品で、かつ純粋なワインを造っています。
家族経営のマルヴィラは、兄のロベルトが醸造、弟マッシモが畑の担当。醸造大学を卒業して間もないロベルトの息子ジャコモも、重要な戦力として活躍しています。マッシモの幼い4人の子供達も、ぶどう畑とワイン造りを身近に感じる環境の中で育っています。
またマルヴィラは、その敷地内にVilla Tiboldi(ヴィッラ・ティボルディ)というレストランを持つアグロツーリズモを経営しています。ヴィッラ・ティボルディは、1700年代の古いヴィッラを修復に4年の歳月を費やし、2003年10月27日にアグリツーリズモとしてオープンしました。
ビル・ゲイツやジョージ・クルーニーなどのセレブも訪れた事でも有名。「美しいぶどう畑の景観」で世界遺産に認定されたほどのぶどう畑の真ん中にあるヴィラで宿泊し、レストランで贅沢な時間が過ごすことができます。
『さわやかで魅力的。おもしろい!』が第一印象でした。特におもしろいと感じるのは『トレウーヴェ』。
おもしろいポイント①セパージュがシャルドネ40%、ソーヴィニヨン40%、アルネイス20%(国際品種とイタリアの土着品種のセパージュ)
おもしろいポイント②ヴィンテージは2013年!!白ワインで、イタリアで約10年も熟成している!
おもしろいポイント③味わい!!無個性が個性と言われるシャルドネが全体のボリューム、ふくよかさを形成しソーヴニヨンのアロマティックでさわやかな印象が華やかな印象をもたせ、アフターを引き締め心地よい余韻を感じさせるアルネイス。香りも爽やかで清涼感を感じる香りからアカシアの蜂蜜、ヘーゼルナッツ、トースターで焼いたパンの香り。一言では表現できない香りと味わいでおもしろい!!印象です。